コロナ禍の今、オフライン=つまりリアルで商品をプロモーションすることが難しくなっています。一方で、ネットショップならば集客から販売まで、すべての施策をオンラインで完結できる利点があります。今回はネットショップ運営においてぜひとも強化したい、オンラインならではの施策を6つご紹介します。
目次:
SEO対策
コンテンツマーケティング
SNSマーケティング
メールマーケティング
モバイルへの最適化
決済方法の多様化
まとめ
○SEO対策
ネットショップに限らず、どんなサイトにもSEO対策が求められる時代になりました。何も対策をしていないと、多くのサイトの中に自分のネットショップが埋もれてしまいます。
SEO対策の基本は“内部対策”。ショップ名や商品名のほか、商品説明文、タグなどにも「このキーワードで検索してほしい」というSEO対策キーワードを入れるように意識しましょう。
外部対策で効果があるとされるのは被リンクです。被リンクとは、他社が運営するブログやサイトから、運営するネットショップに対してリンクが貼られること。とはいえ、知名度もなく、商品が認知されていない段階ではいきなり被リンクはもらえないので、まずはSNSを使って宣伝するのがいいでしょう。
○コンテンツマーケティング
ネットショップのトップページと各商品ページだけでは、SEO対策としては不十分です。そこで、コンテンツマーケティングをご提案します。
マーケティングといっても大それたことをする必要はありません。要は、ネットショップから情報(コンテンツ)を発信できるようなメディアやブログを開設すれば良いのです。
各記事にSEO対策キーワードやテーマを設定し、購入者・閲覧者に役立つ情報を発信していきます。すると少しずつネットショップの訪問者も増えるでしょう。
○SNSマーケティング
小さなネットショップだと、SEO対策やブログでの発信だけではそれほど多くは集客できません。自然検索だけに頼ってしまうと、なかなか認知されないためです。
そこでSNSの運用も同時におこないましょう。拡散力のあるSNSで商品のプロモーションをすれば、その商品を気に入ったユーザーが拡散してくれます。広告を配信してみるのも良いですね。
○メールマーケティング
ネットショップの購入者や会員登録をしてくれた人など、すでに何らかのアクションをした人に対するオンライン施策はメール配信が有効です。メールマーケティングを意識したメール配信をおこないましょう。
たとえば……
- メールマガジンで会員限定のお得情報を配信
- ステップメールで少しずつ興味を刺激する
- お誕生日や記念日のクーポンを配信
- 会員限定で発売前の商品やキャンペーンなどの先行案内
こうした情報が届くと嬉しいものです。購入者や会員が特別感を持てるようなメールの内容を考えてみましょう。
○モバイルへの最適化
ネットショップに訪れる人は、PCユーザーよりもむしろスマホユーザーの方が多く、その存在は無視できません。PCとスマホでは画面の表示形式が異なるため、PCでしか自分のネットショップを確認していない人は注意! スマホで見てみると、レイアウトが崩れているかもしれません。
スマホユーザーが快適にネットショップでお買い物できるように、モバイルへの最適化は優先事項です。レイアウトに加え、文字の大きさや読みやすさ、表示スピードなどを一度スマホで確認しておきましょう。
○決済方法の多様化
リアル店舗のように現金のやりとりができない分、決済方法はネットショップ作成の中でも頭を悩ませる部分です。しかし、決済に関するニーズは年々高まっている状況ですので、できるだけ多くの決済方法を用意してあげましょう。
- 代引き
- 銀行振込
- クレジットカード決済(VISA、JCB、Masterなど)
- コンビニ決済
- 払込票決済
- 携帯キャリア決済(まとめてau払い、ドコモ ケータイ払いなど)
- 電子マネー決済(SUICA、Edy、iDなど)
- ギフト券の使用
ネットショップで利用できる決済方法はこんなにあります。決済方法を自由に選択できることは購入者の利便性を高めることでもあるので、可能な限り選択肢を増やしておいて損はありません。
ただ、クレジット決済などでは手数料がかかる場合もありますので、事業規模に合わせて数や種類を調整しましょう。
○まとめ
上記で紹介したのはオンライン施策のごく一部。他にもZOOMでの商品説明やチャットツールを使ったコミュニケーションなど、さまざまなオンライン施策があります。
まず優先すべきは認知拡大や集客ですが、ある程度顧客を掴んだらこうした施策に乗り出してみるのも良いでしょう。
ネットショップだからこそできるオンライン施策を、どんどん強化していきましょう!