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今!越境ECサイトに日本企業が挑戦するべき理由をお話します

今!越境ECサイトに日本企業が挑戦するべき理由をお話します

みなさま、こんにちは!越境EC担当の本橋です。

「越境ECはうちにはまだ早い」

EC運営者の皆様は、こんな言葉を耳にされてはいないでしょうか?
実際に市場を見ると「実はちょっと遅い」のが現実です。

なぜ越境ECをやるのか? ECの歴史を振り返って考えてみる

突然ですが、EC創成期がいつ頃なのかご存知でしょうか?

ECがこの世に生まれた正確な時期は諸説ありますが、今から20数年前のことと言われています。
この20年で考え方や暮らし方が大きく変わりました。

小売の事業をされていて中小規模以上の企業様では、どこもECサイトを運営されるようになりました。
ブランドを設立し、製品を製造する時点で、必ずメイクショップなどのカートシステムを使ってECサイトを立ち上げることが、構想に組み込まれています。

ここ数年では、ECサイトはさらに進化を遂げ、様々な革新的なサービスを実現しています。

・服や靴を試着せずにECで決済し、届いた後に試着して選ぶことができます。
・書店に行かなくても、ECで欲しい本が最短で翌日に届きます。
・スーパーで買うと重くて持ち帰りが大変な消耗品を、定期購入ができます。

今では当たり前かもしれませんが、20年前ではとても考えられなかったと思います。

ECサイトの考え方はさらに進み、ここ数年ほどで海外進出をする「越境EC」というワードをよく聞くようになりました。

越境ECというワードが広がり、どこの企業様も検討課題として頭の片隅には置かれていますが、判断に困っている会社様が多いです。

実際、「越境EC=まずは中国」のイメージが強く、鎖国をしていた日本特有の海外に対する考え方もあるのか、「うちはまだそのタイミングではない」と思っている企業様も少なくないです。

これを聞く度に、EC創成期に「うちはまだECは早い」と企業様がお話されていたのを、昨日のことのように思い出すのは私だけでしょうか?

歴史は繰り返すものだなぁと思いつつ(笑)

なぜ今、越境ECを始めるべきなのか?

お話を元に戻して、「越境ECはうちにはまだ早い」というのは、とても残念な考え方ではないでしょうか?

ECの世界は元々ボーダレスな世界であって、情報伝達に対してほぼ国境はないと考えて良いものです。
国内ECサイトと同様で、チャンスは皆様に平等にあり、行動に移すかどうかで5年後の展望は大きく変わります。

越境ECの市場規模は年々増え、凄まじい勢いで伸びています。
2020年には約1兆ドルの市場になると予想されています。

時が経つに連れて、様々な制度や法令が敷かれることが想定されます。
参入するなら、障壁が少ない越境EC創成期であるまさに今ではないでしょうか。

「輸出できるかわからないから」
「うちの商品は無理だから」
「売れないよ」

と思われている方、その情報は本当ですか?根拠はありますか?

「売れないよ」と言う方は、すぐに小売事業を止めて、異なる事業の企業様に転職することをお勧めします。
本当に「売れない」とお考えであれば、多産多死のこの時代、恐らく先は長くありません。

実店舗であっても、ECサイトであっても、苦労して売上を作られている方、成長の努力を惜しまない方であれば、是非越境ECにチャレンジしてください。
こういった経営者の方やご担当者の方ならご理解頂けるかと思いますが、しっかりとした売り上げを作ることは、並外れた努力を最低でも何年も続け、日々試行錯誤して今日の売上を形成されている方が多いのではないでしょうか?

越境ECも同じです。
軌道に乗せるには国内と同じく、2年程度は最低必要なことを認識することが大切です。

振り返って頂ければと簡単にご理解頂けるかと思いますが、貴社が実店舗やECサイトを構え、すぐに売上が出来ましたでしょうか?
ほとんどの方が最初は苦労されたと思います。
それだけの時間がかかるものです。

国内にECサイトがまだ少なかった時代を思い出して頂きたいのですが、ECサイトをスタートするにあたり、躊躇した方はいらっしゃいますでしょうか?
該当された方で「躊躇せずにもう少し早くやっておけば良かった!」と後悔されたことはありませんか?

越境ECは、今、正に同じ状況と言えます。

例えば、2021年に競合他社が「越境ECで成功している!」という噂が耳に入った時には、既に周回遅れしている状況です。

私の経験で、中国市場を開拓した際のお話になりますが、2017年に大手百貨店の越境ECのお手伝いをさせて頂きました。
販促費が多額に使えたので、ある程度の力業も使いつつ、2年間で約10億円規模の売上を作り上げることに成功しました。

しかし、業態はことなりますが私たちより参入の早かった大手ドラッグストアは、その時点で20倍の売上規模であったことを記憶しています。

つまり、私たちは既に周回遅れ状態だったのです。
「時は金なり」とは理にかなった言葉ですね。

越境ECを成功させる為には?

ご存知の通り、ECサイトはふらっとお客様が立ち寄ってくれるわけでもなく、集客対策を行わなければアクセスは0です。
同じインターネットの世界なので、これは越境ECでも当然同じことが言えます。

「ジャパンのプロダクトは海外ウケが良いから売れる」なんて甘くはありません。

インバウンドで売れているものだって、日本でしっかり集客対策とブランディングが出来ているからこそ売れているわけです。
越境ECでも、しっかりと集客の対策とブランディングを行う必要があります。

EC創成期も沢山のWebサイトが生まれて、検索からアクセスを集めることが難しくなり、結果検索サイトの広告やSEO対策が生まれました。
結果、先に対策に成功した企業様が勝ち、対策に遅れをとった企業様は二番煎じとなりました。

早い段階で初めて、しっかりとPDCAを回して運営をしていくことが大切です。
その結果、競合他社にも差をつけることができます。

越境ECで売上を作る方法は、ECサイト構築だけではありません。
もちろん最低限のこととして、多言語対応や多通貨対応が必要ですが、それ以上に必要なのが越境ECに対するサポート体制です。

日本と同じく、先進国も日々状況が変化していく為、情報感度の高さが必要です。
例えばSNS一つとっても国によってトレンドや活用方法が異なりますので、「どこに広告費を使うべきか?」を判断する為に、如何に確度が高い情報を得られるかが重要です。

私は運よく北米、オーストラリア、ヨーロッパ、イギリス、韓国、中国で様々なビジネスを学び、知人や友人が現在も各国で暮らしています。
様々な情報や知識を頂ける環境に身を置いております。

企業様が越境ECにチャレンジすることを、私は今後もサポートして、人口の多い国で境ECを成功させるお手伝いをさせて頂きたいと考えております。

まとめ

8年ほど前ですが、セミナーでZOZOTOWNの前澤社長のお話を拝聴しました。
「成功の秘訣は?」という質問に対し、「運が良かった(笑)」という回答を、冗談半分で最初に挙げられていました。
(もちろんその後、他の成功理由もお話もされていました)

回答の意図として「他社がやっていなかったことを、最初にやることができて、サポートしてくれる方々もいた」と私は解釈しましたが、越境ECも今、この状況かと思います。

ZOZOTOWNだって長い歴史のなかであそこまで成長しています。
再度中国にチャレンジされるそうですが、個人的に私はとても楽しみです。

越境ECで成功するかしないか、それよりもチャレンジされることを称賛したいですし、私共でもよろしければ是非お手伝いしたいと考えています。

もっと、グローバルな視野を!

越境ECにチャレンジをご検討の方は、ご相談、本橋までお気軽にお申しつけください!

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